森林は、木材や山菜・きのこ等を供給することはもとより、雨水を山に貯えたり、洪水や土砂崩れを防いだり、
 人々の暮らしのために大切な働きをしています。
 また、地球温暖化の防止や、様々な生物の生息場所の提供、保健・文化・教育的な利用など様々な働きがあります。
 このような森林、特にスギなどの人工林は森林から生産される木材を大いに利用することによって、森林が適切に管理され、
 森林の働きが維持されます。
 地域の木材を使うことは、巡り巡って私たちの暮らしを直接的に守ることにつながっていくのです。
置賜で育った木が、置賜の気候風土にもっとも馴染んだ木といえます。
遠く海を渡ってきた外国産木材などとは異なり、身近なところから生産された木材だけに、どの山で、
 どのように育てられた林から生産された木材かが分かります。
遠くから木材を運んでくるより、地域の木材を使ったほうが、輸送に必要なエネルギーが少なくてすみ、
 省エネルギーや排気ガスの抑制につながります。
木造住宅など地元の工務店や大工さんが建てる建物は、労働や資材を県内から調達する割合が高いので、
 地域経済に対して大きな波及効果が見込まれます。