置賜と暮らそう

置賜の木ブランドマーク

身近な住宅などで使われている木材がどこから来たか分かりますか?木材では、野菜のような産地表示は余り見かけたことがないかもしれません。
そのため置賜「地材地住」ネットワークでは、置賜産木材であることが一目で分かるように、東北芸術工科大学の協力を得て、置賜の木のブランドマークを選定しました。
このブランドマークを置賜産木材や置賜産木材を使用している建物などに表示していきます。
このマークを見かけたら、置賜の木あるいは置賜の木を使って建てられた建物であることを実感してください。
そして、木を使うなら、ぜひ置賜の木で!

デザインコンセプト(東北芸術工科大学デザイン学部未来デザイン学系情報計画コース)

置賜という漢字を余り崩さずに、かつ全体的に丸みを帯びた文字を作成し、親しみやすさをイメージして作成しました。
「賜」の字を変形させることによって文字にシンボル性を持たせ、そこにある色や形に注目してもらい、置賜という漢字をよく見てもらう工夫をしました。
そして、色には暖かみのある色を使用することによって「置賜に注目したときに暖かみをを感じる」といった一連の流れが生まれます。

読みがなについて

ブランド名の「置賜」という漢字を「おいたま」ではなく「おきたま」と覚えてもらうため、ただ単に分かり易さを重視し提示するのではなく、「置賜」と読めたときの印象を強くする事によって、より強い印象を与える事ができます。
そのため、あえてルビを平仮名表記にするのではなく、ローマ字表記にすることで、印象の深さを増すようにしました。

置賜と暮らそう

「置賜地方の人々にもっと置賜産木材の存在を意識させる」ことを考えたとき、「置賜に住む」と大きく構えるより、「置賜と暮らす」と考えることで親しみやすさが生まれます。
家に住むということは、暮らしの上に成り立っています。
「住」の根底にある「暮らし」の中から木を考えることによって、木を身近な存在にでき、木と一緒に暮らしていくという意識作りにつながるのではないかと考えました。